第7回までは、小さな子供と一緒に親子コンサートを楽しむための秘訣などを掲載してましたが、今回は自宅でも一緒に楽しめることなどを掲載していきたいと思います。
小さな子どもと一緒に親子コンサートに行くことは素晴らしい体験ですが、日常生活の中でも音楽を楽しむ方法を取り入れることで、子どもの感性をさらに豊かに育むことができます。
成長し、音楽への関心を育て、親子の絆を深めていく5つのアイデアを紹介しますね。
今回はその中の2つご紹介です。
第8回 親子で音楽をもっと楽しむ!自宅でできる音楽アクティビティ-1
1.楽器づくりで手作り音楽を楽しむ
音楽を学び始める最初のステップとして、家にある材料で簡単な楽器を作って、親子で演奏してみましょう。
手作り楽器を使って音を出す体験は、子どもが音楽に対して興味を持つきっかけになり、シェイカー(ペットボトルにお米やビーズを入れる)やカスタネット(ペットボトルのキャップを紙で挟む)などを使い、リズム遊びを楽しみます。
ペットボトル、紙コップ、ゴムなどを使ってシンプルな楽器を作り、音の種類(ドレミなど)を出せないことでリズム感を育てます。
♪アクティビティ
◉テレビやYouTubeなどで流れてくる曲に合わせて、大人が叩いてみて一緒に楽しむ。
それを真似させてみる。
◉イヌ、ネコ、ウサギ、オムライス、など言葉の数だけリズムを打って、今叩いたのはどーれだ?と当てさせてみる。
それを真似させてみる。
◉作った楽器で音を出しながら、踊ってみる。
◉ただ音を叩いてどんな音がするのか感じてみる。
親子で一緒に楽器を作るプロセス自体が、楽しいコミュニケーションの時間になりますね。
ポイントは、子どもと一緒に「音の違い」を感じながら作業することです。
小さなうちにそのような親子のふれあいや音やリズムに慣れ親しんでいると、将来楽器を習うときに非常に役にたつでしょう。
何十組と親子さんをレッスンで見てきましたが、上記のような親子のふれあいがあるご家庭だと、リズム感が優れていることがありました。
2.親子でミュージック・ストーリータイム
音楽と物語を組み合わせた「ミュージック・ストーリータイム」は、子どもの想像力と音楽への興味を同時に育てる素晴らしい方法です。
物語を読み聞かせながら、そのシーンに合わせて音楽を流したり、親が楽器を使い効果音を作ったりして、音楽を物語の一部として楽しむことができます。
音楽と物語を組み合わせた「ミュージック・ストーリータイム」は、子どもの想像力と音楽への興味を同時に育てる素晴らしい方法です。
物語を読み聞かせながら、そのシーンに合わせて音楽を流したり、親が楽器を使い効果音を作ったりして、音楽を物語の一部として楽しむことができます。
♪アクティビティ
◉例えば、物語の中で「雨が降っているシーン」では、シェイカーで雨の音を再現し、「歩くシーン」ではタンバリンでリズムを刻むなど、音を使って物語を盛り上げる。
◉子どもに、ここのページ(絵本の場合)は、どんな感じで音を出したら良いかな?と聞いてやらせてみる。全く違うなと思った場合でも、否定をせずに受け入れて認めてあげる。
◉リズム楽器だけでなく、ピアノやおもちゃの音階が出るものでも同じようにやってみる。
◉ご両親が何か楽器を弾ける場合、コンサートのように聞いていてね、と声をかけて上記のことをその楽器でやってあげる。
ポイントは、子どもが音楽に合わせて自分なりの表現をできるように、「次のシーンの音は何かな?」と問いかけ、創造力を引き出すと、より一層楽しいという感情が芽生え、もっとやってみたいという自主性が生まれるでしょう。
いくつか例を挙げましたが、やり方によっては無限大になりますね。
最初はぎこちなくても、一緒に楽しんでやってみましょう♪
次回は続きのアクティビティを紹介します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
毎週日曜日に更新予定です。