もう第7回に突入しました。以下過去回のリンクです。
第1回 「親子コンサートの魅力とは?〜バイオリン奏者の視点から〜」
第3回 「騒いでも大丈夫!親子コンサートのマナーとルール」
第4回 「親子コンサートのマナーとルールの対策7選-1」
今回は後半の6歳からのコンサート選びについて書いていきます。
第7回 年齢別おすすめの音楽ジャンルとコンサート選び2
3. 6~7歳:音楽の構造を深く始める「探求心の芽生え」
おすすめジャンル: 多様なジャンルのクラシック音楽、リズムやメロディーが複雑な曲
6~7歳になると、子どもはより複雑なメロディーやリズムを楽しむことができるように、音楽の構造や楽器の役割に興味を持ち始めます。
ピアノトリオのような異なる楽器バイオリン、ピアノ、チェロがそれぞれ異なる役割を果たしながら一つの音楽を作り上げる様子に、子どもの音楽の好奇心を刺激します。
テンポの違いにも敏感になり、複雑な音楽に対する感覚が受け入れられます。
♪コンサート選びのポイント
- 楽器紹介がある「楽器体験型コンサート」
- 曲の解説付きで、楽器の役割や音楽の構造を学ぶもの
- リズムやテンポの違いが感じられる曲がプログラムに盛り込まれているコンサート
- 「ピアノトリオの楽器紹介コンサート」:バイオリン、ピアノ、チェロがなど楽器の特性などを説明しながら演奏するプログラム。
4. 8歳以上:音楽への関心深「表現の理解」
おすすめジャンル:クラシック音楽全般、バロックロマン派の曲、アンサンブルの多様な作品
8歳以降の子どもは、音楽的な技巧や表現に対する感覚受容性が急速に発達する時期です。
この年代になると音楽をより深く楽しむことができ、バイオリンの表現力豊かな音色や、ピアノとチェロの協力したアンサンブルに感動を覚えるようになります。
表現方法に興味を持ち始めるため、ピアノトリオのような複雑な構成のクラシック作品もおすすめです。
特にバロック音楽やロマン派の音楽など、感情豊かな作品を育てながら、音楽の表現力を感じ取ることができます。
♪コンサート選びのポイント
- 演奏のテクニックや表現が豊かなクラシック音楽コンサート
- より長時間のコンサート(60分~90分)
- 演奏家との交流や応答があるコンサートもおすすめ
まとめ
年齢に応じたコンサート選びは、子どもが音楽をより深く楽しむための重要なステップです。
年齢に合った音楽ジャンルとコンサートを選ぶことで、飽きることなくコンサートを楽しめ、音楽好きになりコンサートに出かけるのが楽しくなることでしょう。
次回は「親子で音楽をもっと楽しむ!自宅でできる音楽アクティビティ」を掲載する予定です。
更新は毎週日曜日です。
最後までお読みいただきありがとうございました。