2/22、3/2にファミリーコンサート開催予定!

第6回 年齢別おすすめの音楽ジャンルとコンサート選び1

もう第6回に突入しました。以下過去回のリンクです。

第1回 「親子コンサートの魅力とは?〜バイオリン奏者の視点から〜」

第2回 「親子コンサートを100倍楽しめる方法7選」

第3回 「騒いでも大丈夫!親子コンサートのマナーとルール」
第4回 「親子コンサートのマナーとルールの対策7選-1」

第5回 「親子コンサートのマナーとルールの対策7選-2」

今回は、年齢によってもコンサートの種類や音楽のジャンルも変わってくると思うので、年齢にあったおすすめの音楽とジャンルを書いてみました。

基本はご両親の好きなジャンルの曲を子供と一緒に聞けば良いとは思うのですが、クラシック曲を聞かせたいけれどよくわからない、といった方に読んでほしいです。

年代別に2回に分けて書いていきます。

目次

第6回  年齢別おすすめの音楽ジャンルとコンサート選び1

親子でコンサートを楽しむ際、子どもの年齢に合わせて音楽ジャンルやコンサートを選ぶことは、子どものための音楽を楽しく、かつ発達に即して体験するために非常に重要です。

特に、ピアノトリオ(バイオリン、ピアノ 、チェロ)のようなクラシック音楽の公演は、子どもの成長に合わせた音楽体験を提供できる絶好の場です。

バイオリン奏者の視点から、年齢問わずおすすめの音楽ジャンルとコンサート選びのポイントを詳しく紹介します。

1. 0~2歳:音楽との出会いを楽しむ「音の体験」

おすすめジャンル: クラシックの子ども向けアレンジやシンプルな旋律の曲

この年齢の子どもにとって、音楽は「聴く」だけでなく、音を全身で感じる体験です。 0~2歳の子どもには、バイオリンやピアノの柔らかい音色が心地よく響くクラシック音楽の子ども向けアレンジや、シンプルな曲がおすすめ。

この年齢では音楽に反応して体を動かすことが自然なため、音楽のリズムに合わせて力を合わせたり、親と一緒に体を動かす参加型のコンサートが最適ですです。
バイオリンやピアノの生演奏は、幼児の情緒を安定させる効果が高いと言われています。

コンサート選びのポイント

  • 短時間(20~30分)のコンサート
  • 自由に体を動かしてもよい「親子向けコンサート」「ベビー向けクラシックコンサート」
  • 親がリラックスできるアットホームな雰囲気の会場

2. 3~5歳:音楽を楽しむことを知らない「好奇心の広がり」

おすすめジャンル:物語性のあるクラシック音楽やアンサンブル

3~5歳になると、子どもは音楽の構成や音色の違いを少しずつ理解できるようになります

この年齢では、物語性のあるクラシック音楽や、バイオリン・ピアノ・チェロのように複数の楽器が出てくるもの、例えば、バイオリンが動物を表現する「動物の謝肉祭」や、物語のある組曲のように、音楽が絵やストーリーを描くコンサートが子どもの想像力を引きつけます。
研究によると、3〜5歳の子どもは音楽を聴く際、物語や感情を音で感じる能力が発達し始めると言われています【参考:幼児期の音楽知覚に関する研究】。

多様な楽器の音色やリズムに触れることで、感覚と認知の成長が促進されます。

コンサート選びのポイント

  • 物語を楽しめる「音楽と絵本」や「動物や自然をテーマにしたコンサート「ピーターと狼」
  • 30~40分程度の集中できる長さ
  • 親子で一緒に参加できるワークショップ付きコンサートもおすすめ

いかがでしたでしょうか。

次回は6歳以上のコンサートの選び方について書きますね。

毎週日曜日に更新予定です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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