2/22、3/2にファミリーコンサート開催予定!

第5回 親子コンサートのマナーとルールの対策7選-2

今回は前回からの続きの「親子コンサートのマナーとルールの対策7選」の5~7を書いていきます。

第4回 親子コンサートのマナーとメールの対策7選-1

親子コンサートへ行くときのご参考になれば幸いです。

目次

第5回 親子コンサートのマナーとルールの対策7選-2

5. 親の「リラックス」と「焦らない対応」

① 親自身がリラックスして参加する

前回も書きましたが、コンサート中に子どもが騒いだり動いたとしても、親が焦らず落ち着いて対応することが大切です。

親がリラックスして楽しんでいる姿を見せることで、子どもも自然に安心して音楽を楽しむことができます。

親の気持ちに子供は敏感に反応します。

普段バイオリンのレッスンをしていても、親子の関係性が分かってしまうほどです。

周りを過剰に気にせず、ゆったりと気持ちを落ち着かせ、ご自分のために音楽を聴いているという心境でコンサートに来てみてくださいね♪

具体的な対策

子どもが少し騒いでも「大丈夫」と思える心の余裕を持ち、焦らずに深呼吸をしてリラックスした状態でコンサートを楽しむように心がけましょう。

② 騒いでもすぐに「修正する」焦らず対応

子どもが急に騒ぎ出しても、すぐに大声で叱るのではなく、優しく声をかけてその場で対応することが大切です。

「少し静かにしてみようね」と落ち着いたトーンで話しかけ、再び音楽に集中させます。

頭ごなしに怒っているご両親にたまに遭遇します。

子供が騒ぐのには理由があります。その理由は、聞いてみないと分からないものです。

特に小さな子は言葉で表現できないので、親が推測して対処しましょう。

そしてお互いに理解し合うことが大切です。

具体的な方法

子どもが騒いだ場合、「もう少し静かにしてみよう」と優しく伝え、親もリラックスしている姿を見せることで、子どもも自然と落ち着きます。

言葉で表現できない小さな子にも、原因を対処した上で親の気持ちを伝える事が大事です。

6. 「休憩時間」を上手に活用する

① 休憩時間に体を動かしてリフレッシュする

小さな子は、長時間座り続けることが難しいので、休憩時間を上手に使って外に出て体を動かすことが大切です。

これにより、コンサートの後半も集中して楽しむことができます。

親子コンサートの場合、1公演大体30分〜50分間くらいの長さが多いです。

その場合は休憩時間はないかもしれませんが、飽きさせないようにプログラムを工夫しているコンサートが多いです。

ピアノトリオ樹音のコンサートでも、体を使った曲や楽しく集中できる工夫したプログラムを演奏していて、時間があっという間に過ぎた、というアンケートもよくいただいています。

具体的な方法

休憩中に外に出て少し歩かせたり、軽く体を動かせるスペースで遊ばせることで、子どもの気分をリフレッシュさせましょう。

② トイレやお話で気分転換を図る

休憩中にトイレに行ったり、ご両親と話をする時間を設けることで、後半も集中できるように準備しておきます。

休憩時間を使って、子どもがリラックスして後半に集中できるようにします。

上記にも書きましたが休憩時間もないコンサートもあります。

そのような時には、曲と曲の間にトイレに行ったり、ちょこっとお話したりと子どもの様子を見ながら行いましょう。

具体的な方法

休憩時間にトイレに行ったり、話をしたりして子どもの集中力を回復しましょう。

7. コンサート後の「振り返り」と「楽しみを共有」

① コンサート後に感想を話し合う

コンサートが終わった後、親子でその日の感想を話し合うことで、音楽体験がより深まります。

「バイオリンの音はどうだった?」「あの大きな楽器はなんだった?」「ピアノってどんな楽器?」など、簡単な質問を通して子どもが感じたことを引き出してみましょう。

ピアノトリオ樹音は、バイオリン、チェロ、ピアノというシンプルだけれど奥が深い楽器で演奏します。

それぞの楽器の特徴がわかる曲を多く演奏するので、オーケストラのようにたくさんの楽器でどれがどれだか分からない、ということもなくなります。

逆に少なすぎる楽器で演奏すると、音色が寂しい感じになってしまうので、ピアノトリオやカルテットくらいが親子コンサートにはちょうど良いと、私は思っています。

具体的な方法

「どの曲が一番好きだった?」など子どもに感想を聞き、親子で帰り道等に話し合って、体験を記憶に残してみましょう

② 絵や写真でコンサートの思い出を形に残す

コンサートの記憶をより鮮明にし思い起こすには、当日の様子を絵に描いたり、コンサートの写真をアルバムに残すことも効果的です。

これにより、子どもは音楽体験をより大切な思い出として心に刻むことができるでしょう。

今ではスマホで写真が気軽に撮れる時代です。

演奏会直後、ロビーやホワイエに演奏者がお見送りに出てくることがあります。

ピアノトリオ樹音の演奏会でも、私たちは時間の許す限りお見送りをしています。

そこでお気軽にお声をかけていただき、写真を一緒に撮ることも出来ます。

ドレスを着たままお見送りするので、もしコンサートにお越しの際には、お声がけくださいね♪

具体的な方法

コンサート後に一緒にその日の感想を話しながら、楽しかった場面や印象に残った楽器を絵に描かせて、思い出として残しましょう。

また、機会があったら演奏者と共に写真を撮って、コンサートをを振り返ってみましょう。

まとめ

今回はたくさん対策を上げてみましたが、これらを全てやらなくて大丈夫です。

どれか一つやってみて、コンサートが楽しく参加できれば幸いです

私たちピアノトリオ樹音のコンサートを通じて、親子で楽しい時間を共有し、思い出をたくさん作っていければ嬉しいです。

また、他の親子コンサートでも大いに活用できる対策だと思いますので、是非お気軽に親子コンサートに足を運んで下さると我々音楽家や演奏家はとても嬉しいです。


次回は 第6回 「年齢別おすすめの音楽ジャンルとコンサート選び」を掲載予定です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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